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2011.01.20.更新

雪と暮らすことにかけてはプロフェッショナル?

冬のカナダはどこも凍るほど寒い!?

吹雪でも道路はきれいに除雪され、通行可能です。
吹雪でも道路はきれいに除雪され、通行可能です。
 カナダの冬は寒い! 確かにそれは間違いではないのですが、国土の広いこの国では全土が同じように寒いわけではありません。実際、バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)の1月の平均気温は、最高が6.8度、最低が2.7度。それに対し、首都のオタワ(オンタリオ州)では最高がマイナス6.1度、最低がマイナス15.3度と、最高気温ですら0度を大きく下回ります。

今回は、このオタワのあるオンタリオ州についてお話しましょう。

雪が降っても、「さあ、大変!」とはならないカナダ

こんなに雪が降っていても、通りには車の姿。
こんなに雪が降っていても、通りには車の姿。
 私が暮らすここカナダ東部では、冬の降雪量が多く、日本で雪の少ない地域に住んでいた私には、驚くことがたくさんあります。結婚当初は、雪が降っていても平気で運転するカナダ人に驚きました。夫いわく「雪が理由で外出しなければ冬の間中何もできない」とのこと。確かに、言われてみればその通りです。


みんな、ドライブウェイ(車庫から通りまでの私道)の雪かきをしっかりしています。
みんな、ドライブウェイ(車庫から通りまでの私道)の雪かきをしっかりしています。
 この冬、ヨーロッパ各地で寒波に見舞われ、大雪が降りましたね。知人のイギリス人がロンドンに住む弟家族の話をしていましたが、交通は混乱し、雪による事故も相次いだとか。東京にいたことのある私にはよくわかります。でもこれって、カナダ人には想像しにくい混乱ぶりなのです。


雪が降っても、備えあれば憂いなし

歩道脇の新聞販売機が雪で埋もれそうです。
歩道脇の新聞販売機が雪で埋もれそうです。
 カナダとロンドンや東京の大きな違いは、「雪に対する備えがあるかないか」です。ここで大雪が降った後の行政や市民の対処は、お見事。

 まず、行政は夜を徹して高速道路や主な幹線道路の除雪をし、その後に滑り止めの砂と融雪塩を撒きます。住宅街などの除雪作業は後回しなので、外出するタイミングによっては、家の前の通りにまだ雪が多く積もっていることもあります。この場合、車をゆっくり走らせなければなりませんが、ひとたび幹線道路に出れば普通に運転できるので安心です。


冬の間の除雪作業で、駐車場の一角に山積みされた雪。
冬の間の除雪作業で、駐車場の一角に山積みされた雪。
 市民も雪かき用の大きなシャベル、小型の除雪機、融雪塩などを用意しているので、車での外出前や、雪が小康状態になったときはそのタイミングを逃さず、テキパキとドライブウェイの雪かきを始めます。

 カナダで生まれ育った夫の除雪作業を見ていると無駄がなく、生活の一部として当たり前のようにこなしていて感心します。外に出るときには、億劫がらずに衣類を重ね着し、帽子をかぶってマフラーで顔を上手に覆う夫。冬はこんなものと育った彼と、1センチでも雪が積もれば誰一人運転しない地域で育った私との違いを実感します。

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