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2011.02.17.更新

「寄付」が身近な暮らし

日本人の私と寄付の関係

カナダで暮らしていると、生活の中で「寄付」という言葉を耳にする機会が、日本より多いことに気がつきます。

私自身は、あまり大きな声では言えませんが、日本にいたころから、積極的に情報を集めてあちこちへ寄付をするタイプではありません(街でたまたま見かければ募金していた、という感じです)。だから、日本で耳にする寄付関連用語といえば、有名な「赤い羽根共同募金」や「歳末助け合い運動」など。テレビや駅構内のポスターなどを見て、寄付を集めていることに気づくのは、1年間に2~3回程度でした。
大手ファーストフードチェーンからも、新聞の折込広告に混じって、寄付の呼びかけ。
大手ファーストフードチェーンからも、新聞の折込広告に混じって、寄付の呼びかけ。

レジで支払うついでに寄付

学校からの連絡事項にも、寄付関連のイベント案内が・・・。
学校からの連絡事項にも、寄付関連のイベント案内が・・・。
ところがカナダにいると、こんな私でもあちこちで「寄付」するかどうかという選択肢に直面します。

一般的なパターンは、大手スーパーでの買い物などで、支払いの段階になってレジ係から寄付について聞かれるもの。「○○のための寄付を集めていますが、1ドル(100円程度)寄付しますか?」 こう聞かれるとたった1ドルだし、どうせ今お金を払うのだしと、私も会計に上乗せして支払ってしまいます。最初から寄付金額を低く決めて聞かれると、支払うほうも小額だからと出しやすく、上手い方法だなと感心します。

寄付の仕方には注意が必要

ほかには、個人の家を1軒ずつ訪問して寄付を募るやり方もあります。ただし、これには応対する側の注意が必要。残念ながら、他人の善意を悪用する人間はどこの国にもいます。カナダでも、知らない人が募金活動で訪ねてきたら、小切手で渡す、募金団体の住所を聞いて自分で出向いて寄付すると伝えるなどして、現金をそのまま相手に渡さないことが大切です。そうでないと、何の証拠も残らないまま、渡した現金を好きなことに使われてしまう可能性がありますからね。
買い物ついでに寄付。CMN(Children's Miracle Network)へ、半端な55セントを寄付して、支払いはジャスト95ドルに。
買い物ついでに寄付。CMN(Children's Miracle Network)へ、半端な55セントを寄付して、支払いはジャスト95ドルに。

余分なお金は寄付へ・・・が当然?

カナダでの寄付の話題といえば、昨年夏にカナダの老夫婦が宝くじで、約9億円を当てた話をご存じですか? しかしこの夫婦、自分たちには必要なものはすべて揃っているとし、万が一のときに備えて手元に1,800万円ほど残した以外、残りの大半をさまざまな団体に寄付しました。お二人は、「もともと金持ちじゃないし、退職後の蓄えも十分。これまでのつましい生活で幸せ」と淡々としているそうです。(参考:MSN産経ニュース)

カナダでは、日本よりも寄付という考え方が人々の生活に根付いていると感じます。これは宗教とも関係があるのかもしれません。一般に、信仰心の篤い人々が多い国では、社会活動に占める寄付の役割が非常に大きいそうですよ。いずれにせよ、このカナダの老夫婦の決断には、同じ人間として感動しました。
どれだけのお金で何ができるのか。書いてあると、寄付する側にもわかりやすい。
どれだけのお金で何ができるのか。書いてあると、寄付する側にもわかりやすい。
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