サイトトップ 前の画面に戻る
  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する
2011.03.17.更新

世界は広い! カナダでは通用しない、日本の常識



まず最初に、このたび、東北地方太平洋沖地震で被災されました方々、
心よりお見舞い申し上げます。
また、犠牲になられた方々とご遺族のみなさまには、深くお悔やみ申し上げます。

カナダに住んでいる多くの日本人たちは、
遠く離れた祖国で困難に立ち向かうみなさまのことを、考えています。
負けないで、東北のみなさん! がんばれ、日本! 心から応援しています。

 

結婚とは入籍だ!

結婚して籍を入れる。順番が前後することはあるかもしれませんが、日本では、こんなことはわざわざ口に出して言うまでもありません。結婚とは家同士の結婚、他家に嫁いだ娘は他人、などの言葉でもわかるように、日本の結婚は、男性か女性のどちらかが、相手の戸籍に入ることを意味しています。


戸籍? 何それ?

ところが、カナダでは違います。なぜなら、この国には「家族」という集団の単位で国民を登録する、戸籍というものが存在しないから。いえ、世界には、戸籍がある国のほうがめずらしいようです。ちなみに日本以外に戸籍があるのは、中国、韓国、台湾などの、東アジアの国だけ。私は、初めてこのことを知ったとき、とても驚きました。


カナダの結婚証明書。
カナダの結婚証明書。

カナダの住民登録システム

カナダと日本のパスポート。
カナダと日本のパスポート。
それでは、カナダには国民を登録するシステムがまったくないのかというと、そうではありません。ここでは家族単位でなく、1人1人を個別に登録します。つまり赤ちゃんが誕生すると、親は病院で出生届けの書類に記入するよう言われます。このデータが行政機関へ行くのです。

例えばカナダの市民であることを証明する、出生証明書。各個人が行政機関で社会保障番号カードを発行してもらったり、パスポートを取得する際など、必ず必要になりますが、この証明書は、カナダで生まれたときに病院から送られるデータが元になっています。

余談ですが、カナダでは出生地主義を取っているので、日本人夫婦の間に生まれた子どもでも、自動的にカナダ国籍を取得して、日本国民であると同時にカナダ国民にもなれます(もちろん、日本へは在加日本大使館を通して出生届を出さなくてはなりません)。移民の国カナダでは、二重国籍が認められているんですよ。だから出身国によっては、パスポートを2つ持っている人もいます。日本人の場合は、今のところ「日本側が」二重国籍を認めていないので、カナダ生まれの日本人は、一定の年齢になると日本かカナダか片方の国籍を選ばなくてはなりません。

日本では当たり前の戸籍制度。一歩海外へ出ると、全然当たり前ではありません(笑)。カナダへ来ると、こんなカルチャーショックがいろいろありますよ。


前の画面に戻る
  • この記事をはてなブックマークに登録する
  • この記事をGoogleブックマークに登録する
  • この記事をYahoo!ブックマークに登録する
  • この記事をlivedoor clipに登録する
  • この記事を@nifty クリップに登録する

最近の記事

計画停電で思い出した、カナダでの長い夜 03.31.
2003年8月、アメリカのニューヨーク一帯からオンタリオ州にかけて、大停電が起こりました。
春は、待ちに待った活動再開の季節! 03.03.
寒い冬の間は窓も開けられないカナダ。みんな、春になるのを今か今かと心待ちにしています。
「寄付」が身近な暮らし 02.17.
カナダではよく耳にする、donation(寄付)という言葉。寄付は、この国の人々の生活に根付いているような気がします。
これが他民族・多文化国家、カナダ 02.03.
カナダが「人種のモザイク」と呼ばれるのは、移民がそれぞれ自国の文化を保持しつつ、共存しているからです。
雪と暮らすことにかけてはプロフェッショナル? 01.20.
私が住む地域では冬に必ず雪が降ります。カナダの人たちがいかに上手く雪と共に暮らしているか、見つめなおしてみました。